あるランチ
暑い中、日傘をさして、
少し遠くのお店へ。
小さなお店。
カラリとドアを開けると、
柔らかいものごしのおかみさんと、元気いっぱいのおかみさん、
２人がむかえてくれる。
「暑かったでしょう」
そう言いながら、
ガランガラン。
と氷をグラスに入れる音。
からんからん。。
と氷が水の中でくるくるガラスに当たって運ばれてくる音。
ジュージュー。。。と私のために、揚げ物をしてくれている音。
音だけで、
涼しかったり
おいしいを感じる空間。
シャキシャキのサラダ、
ほんのり甘い香りの焼きたてのお芋あんパン、
カレーコロッケとレタスを挟んだサンドイッチ、
一口の抹茶ケーキ、
そして、
アイスコーヒー。。。
お昼１２時ころ
常連さんのおばちゃま達が賑やかに入ってくる。
やわらかいBGMに、
その賑やかさがまた心地よい。。。
ふと、見上げた先のカレンダー。
『ちゃんと休まない人に
いい仕事はできないよ』
張りつめていたこころの糸が
音と
人と
言葉で
ほぐれていく。。。
ごちそうさまでした。
