いつものランチ。
いつもいくお店。
いつも座る席。
さるこ以外にも常連さんがいます。
ほとんどおばあちゃんたち。
ある夏の日、
おばあちゃんが、瓜をお店に持ってきた。
お店のママさんに渡すと、
ママさんはすぐに切って、
なんと、お店に来ているお客に配ってくれた。
さるこにも、
いつものお店のおばちゃんが、
「おすそ分け!食べてね!」
と、
みずみずしい瓜をいただいた。
さるこ『わぁ!ありがとうございます!』
瓜を持ってきたおばあちゃんにもお礼を伝えた。
瓜を持ってきたおばあちゃん「種ごと食べるんよ!種の周りが甘いんやから、美味しいんよー!」
そう言いながら、
そう聞きながら、
さること、そのほか2人のおばちゃん達みんなで、
種ごと瓜を食べた。
もちろんママさんと、店員のおばちゃんも。
1人のおばちゃん『冷えてなくても美味しいね。』
お店のママさん「冷えてないから甘みを感じるんよ^_^」
なるほどー。
瓜は、
優しい甘さと、
シャクッと音がして、
するんと喉に流れていく。
初めて食べたな。。。
おいしいな。。。
その後も、おばちゃんたちの話は続く。
なすの味噌炒めの話。
70歳になると瓜を食べて若返るような気持ちになる話。
さるこは聞いてるだけだけど、
癒されるなぁ。
食後のコーヒーもいただいて、
さぁ、午後の仕事に戻る時間。
お会計の後、
おばあちゃんに、
さるこ「瓜、ごちそうさまでした!美味しかったです!」
瓜を持ってきたおばあちゃん『いいえー!お仕事張り切ってしてください!』
へーっ、
素敵な言葉。
頑張ってじゃなくて、
張り切ってって言葉。
好きになった。
さるこ「はい!張り切ってきます!」
ガララ、、、
と、
お店を出て、
日差しが強い中、
爽やかな気持ちで職場へ戻った。
ある夏の日の、
人と人との繋がり方の1つを感じた日。