退職を一度決意したら、
もうその意志はゆらぎませんでした。
翌日は、
もともと休みでした。
さるこは、とても迷いましたが、
パパから、
「こういうのは、すぐ伝えたほうがいいから、
明日の朝の電話の時点で退職の意向を言おう。」
と言われていました。
電話するのが怖かった。
それでも、
勇気を振り絞って会社に電話しました。
実は、
前日の主任とのトラブルのあと、
課長のお気に入りの先輩の前で、
さるこは泣きました。
作戦ではなかったけど、
これは、
あとから考えるとすごく有利な方にはたらきました。
つまり、
その先輩に愚痴を伝えておいたおかげで、
課長の耳に、
昨日の件がすでに入っていたわけです。
その先輩に話たら、
必ず課長に伝わるというのは有名でした。
主任ではなく、
課長へ電話を繋いでもらい、
数日休んでしまうことを謝罪しました。
『なんか、昨日は大変やったみたいね。』
課長が不在のときに起こったことなので、
余計に先輩の前で、愚痴ってよかったと思いました。
「いいえ、、、
あと、早めにお伝えしたいことがあります。
主人の転勤があるので、
来月末で退職したいと考えています。」
こんな感じで、すぐに伝えました。
表面上は、
夫の転勤のためとしていますが、
昨日のトラブル発生の翌日に退職すると伝えたので、
上司の間では、
原因は昨日の出来事だとすぐ察したはずです。
パパもそう言っていました。
最低でも2週間前に言えばいいはずなので、
来月末の退職もデキルはずなのですが、
よくあるような、
『気持ちはわかりますが、そんなすぐには、、、』
みたいなことをボヤボヤ言われましたが、
とりあえず、
退職の気持ちは変わらないことを伝えて電話を終えました。
スカッとしたのと同時に、
ホッとしました。
そして、
ちびきりんの体調不良と、
昨日から気が張っていたのもあり、
さるこは、
その日の夜に熱を出して寝込んでしまいました。。。